
3/13(日)、東京コンファレンスセンターにて「5周年記念セミナー」を開催しました。
2日前に発生した東日本大震災の影響で、多数のキャンセルがあったものの
約160名の方にお集まりいただくことができました。



会場の東京コンファレンスセンターは、コンファレンスの専門施設で
品川駅から徒歩2分の立地ながら都会の喧噪からは隔てられて、
一歩施設内に入れば心地よい静寂に包まれます。



開演の30分前から参加者が続々と来場。
受付を済ませ、いざ会場へ…


↑ひ、広い!
200名以上を収容できる大空間と大スクリーンに圧倒されてしまいます。
そして定刻、AOS Japanの最高顧問を務める高橋先生の挨拶で開会。
また、総合司会は事務局の大殿先生です。
今回のセミナーは、2009年の三位一体型「トライアングルセミナー」の続編として
インプラント治療を実践する上での、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士のための
一体型チームアプローチセミナーという位置付けです。
ついては、歯科医師から武田孝之氏・歯科技工士から桜井保幸氏、そして
武田歯科医院に勤務している3名の歯科衛生士を講師として招聘しました。



↑武田孝之氏
セミナー第1部は武田先生の講演で幕を開けました。
「如何にして変化し続ける全身の健康・QOLを維持できるのか?」という
真剣な問いかけに、聴衆はたちまち引き込まれていきました。


↑桜井保幸氏
続いて、歯科技工士の桜井さんからは「メンテナンスし易い上部構造形態とは?」
「ライフスタイルに応じた上部構造の選択」について講演をいただきました。



↑田賀さん・鈴木さん・佐藤さん
さらに、3名の歯科衛生士からは以下のタイトルについてお話しいただきました。
・患者さんの疑問解消と生活習慣改善への試み
・定期検診時の検査と対応
・高齢者における対応
今回、会場には多くの歯科衛生士さんにご参加いただいていたこともあり
皆さんとても参考になったのではないでしょうか?
こうして、充実の第1部はあっという間に時間が過ぎていきましたが、
もちろん途中にちゃんと「腹ごしらえ」もいたしております(笑



↑お昼休みは貴重な談笑タイム
また、会場には13社の協賛企業のブースを展開しており
参加者はメーカーの説明に耳を傾けていました。

午後も武田先生の講演は続き「患者さんのQOLを維持するためのサクセスフル・
エイジングを目指していかなければならない」という強烈なメッセージで
講演は締めくくられました。



そして、第1部を総括するディスカッションでは、参加者の質問に
スピーカーの皆さんから丁寧にご回答をいただきました。


↑AOS Japan 最高顧問 高橋恭久氏
続いて第2部は、AOS Japanを引っ張る高橋先生と柴垣会長が登壇。
高橋先生からは「インプラントデザインによって影響される生物学的・
生体力学的反応」というテーマでお話しいただきました。
いつもながら、高橋先生の講演はスマートで聴衆の心をすっと引きつけます。
難しいテーマでしたが、とても分かりやすくお話しいただきました。



↑AOS Japan 会長 柴垣博一氏・昇さん・上野大輔氏
柴垣先生の講演は「プロとしての歯科衛生士を目指して」。
AOSでも理事として衛生士統括を務める昇さんとともに、
診療の現場で対面した具体的な症例をご紹介いただきました。
「一体型のチームアプローチ」を実現するために情報の共有と継続性が
必要不可欠であるということがよくわかりました。
そして、AOSメンバーセッションのトリは上野先生。
「インプラント周囲炎の治療選択基準」で紹介された外科的救済方法は、
歯科医師にとって非常に興味深いものでした。
こうして、すべての講演が無事に終了。
会場を後にする参加者の充実した笑顔が、セミナーの成功を
如実に物語っていたのではないでしょうか?


参加者の皆さま、当日は地震の影響が色濃く残る中ご参加いただき
誠にありがとうございました。
また、協賛企業の皆さまにも重ねて感謝いたします。






今セミナーを振り返ると、武田先生を中心とした「三位一体型チームアプローチ」の
モデルを紹介できたことは、AOSにとって大変意義深かったと感じています。
思えばAOS発足の理念もやはり「チームアプローチの精神」にありました。
柴垣会長の挨拶にあったように、今セミナーで培ったノウハウを
日々の診療に活かして患者様や地域のために尽力することが
私たち医療スタッフの使命なのかもしれませんね。

入会申し込みなど、各種お問い合わせは…
インプラントスタディーグループ AOS Japan 事務局−−
TEL・FAX:0467-31-0990
ホームページ:
http://www.aos-implant.com/E-mail:
info@aos-implant.com東日本大震災〜私たちにできること〜
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