2013年01月07日

謹賀新年

130107-01.JPG
photo by Y.Takahashi

AOS Japan会員の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年もまた皆様の多くのご参加、そして、理事会役員皆様の多大なるご尽力を礎に、有意義な企画運営を円滑に執り行っていただいたことに、深く感謝しております。

2013年の幕開けに、これからのインプラントの方向性について、私なりの私感をお伝えしたいと思います。

〜これからのインプラントニーズについて考えましょう〜
現在、インプラント業界は、経済不況と同調して大変厳しい状況に直面しております。
私は、世界で最もインプラントニーズが華やいだ、90年代初頭から現在までのおよそ20年間の中で学び、インプラントの治療、教育、研究に携わって参りました。
数年前からの『インプラントトラブル』という大きなテーマは、今となっては足枷のように重く私たちを悩まし続けております。

しかし、インプラントは本来、人類の健康と生活を支える為の医学の進歩に他成りません。インプラント本来の役割である『機能』がどれだけ私たち人類の健康と生活に寄与してきたか計り知れません。私自身、今最も重用視しているこれからのテーマは『インプラントが全身に与える影響』です。
それについて少しずつ解明してゆくことが未来を切り開き、新たなインプラントニーズに繋がってゆくと信じているからです。インプラントの技術発展は、各メーカーのインプラントデザインが似通ってきた中で、その研究領域が狭くなったような感覚を持っている人もいるかもしれません。勿論、まだまだインプラント本体や外科的補綴的技法、またその周囲組織に与える影響など、その可能性についてこれからも極限まで深く検討してゆく必要があります。

一方で、私たちが今から考えなくてはならないことは、“歯科の中のインプラント”ではなく、“医科の中のインプラント”だと私自身感じております。
インプラント治療を受ける前と後で、患者さん達はどのように変化しているのか。私は、患者の全身的な健康を維持するために、インプラントがどれだけ寄与できているのかを、世界中のインプラントロジストはもっと深く知るべきだと考えるからです。
私はそういう意味でインプラント治療を受ける前の、例えば義歯を使用していた時期の患者さんの全身状態を、よく知ることから始める必要があると考えております。そして、研究分野においても脳や筋肉などに与える影響を検討できたら素晴らしいと感じております。

130107-02.JPG
思い出深いブローネマルク博士の言葉

インプラント治療が確実性の高い治療となって社会に定着した今、私たちはようやく全身への影響について検討できる段階まで辿り着いたとも言えるでしょう。
2003年のボストンでのAOミーティングに特別講演で御登壇された、ブローネマルク博士の言葉が忘れられません。

皆さん、もし、この顔面や手足を失った患者がインプラントを与えられなかったなら、
彼らはいったいどんな人生を送っていただろうか。


私は10年後の今、ようやくその言葉の重要性について身にしみて感じるに至りました。

2013年 元旦
AOS Japan 最高顧問
高橋 恭久



入会申し込みなど、各種お問い合わせは…
インプラントスタディーグループ AOS Japan 事務局
−−
TEL・FAX:0467-31-0990
ホームページ:http://www.aos-implant.com/
E-mail:info@aos-implant.com

東日本大震災〜私たちにできること〜
−−
◆電力供給が大幅に落ち込んでいます。より一層の節電に協力しましょう。
◆謝った情報を発信せずに、信頼できる情報源で真偽を確かめましょう。
posted by AOS at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ